Rで解析:視認性が高い海色パレットの利用「palr」パッケージの紹介

Rの解析に役に立つ記事
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海色とは「みいろ」や「かいろ」などと呼ばれ、地球観測衛星「Aqua」などで観測した海中の植物性プランクトンに含まれるクロロフィルa濃度を示すものです。このことから、海色は植物性プランクトン分布の指標となります。一度は虹色で着色された海色画像を見たことがあるのではないでしょうか。

なお、Aquaは設計寿命の6年を超えて現在も運用中のようです。「palr」パッケージ、何か夢が広がります。

JAXA:人工衛星プロジェクト Aqua紹介ページ
http://www.satnavi.jaxa.jp/project/aqua/

パッケージのバージョンは0.0-4。R version 3.2.1でコマンドを確認しています。


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パッケージのインストール

下記コマンドを実行してください。
[code language=”R”]
#パッケージのインストール
install.packages(“palr”)
[/code]


実行コマンドの紹介

詳細はコメント、パッケージヘルプを確認してください。

[code language=”R”]
#パッケージの読み込み
library(“palr”)

#クロロフィルa濃度分布カラーパレット:chlPalコマンド
#xを十分に大きくするとicePalコマンド同じです
#alphaオプション:透明度の指定,0-1の範囲
plot(0:1, 0:1, type = “n”, axes = FALSE, xlab = “”, ylab = “”,
main = “Ocean colour palette for chlorophyll-a”)
box()
rasterImage(chlPal(x = 10, alpha = 1),
0, 0, 1, 1, interpolate = FALSE)

#海の温度カラーパレット:icePalコマンド
#alphaオプション:透明度の指定,0-1の範囲
plot(0:1, 0:1, type = “n”, axes = FALSE, xlab = “”, ylab = “”,
main = “Colours for sea ice”)
box()
rasterImage(chlPal(x = 100, alpha = 1),
0, 0, 1, 1, interpolate = FALSE)

#SST coloursカラーパレット:sstPalコマンド
#alphaオプション:透明度の指定,0-1の範囲
plot(0:1, 0:1, type = “n”, axes = FALSE, xlab = “”, ylab = “”,
main = “SST colours”)
box()
rasterImage(sstPal(x = 100, alpha = 1),
0, 0, 1, 1, interpolate = FALSE)

#カラー名またはカラーコードからalpha値で指定したカラーコードを取得
#col2hexコマンド
col2hex(c(“#FFFFFF”, “#123456FF”), alpha = 0.5)
[1] “#FFFFFF80” “#12345680”
[/code]


出力例

・クロロフィルa濃度分布カラーパレット
chlorophyll

・海の温度カラーパレット
icePal

・SST coloursカラーパレット
sstPal


少しでも、あなたのウェブや実験の解析が楽になりますように!!

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