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からだにいいもの

Rのトピックスを中心に『まだ、まだ、知らない、役に立つ情報?』を発信します。

Rで解析:動作環境を自動チェックできる「checker」パッケージの紹介

Rを用いた講義やワークショップでは、受講者ごとにRやRStudio、必要なパッケージのバージョンが異なり、環境の差異がスムーズな進行の妨げになる場面があります。しかし、受講者一人ひとりの環境を個別に確認するには手間がかかります。「checker」パッケージは、必要なプログラムやパッケージ、推奨するRStudioの設定がインストール・適用されているかを自動でチェックする機能を提供します。確認したい条件をYAMLファイルにまとめておき、そのファイルをもとに受講者の環境と照合することが可能です。また、条件を満たしていない項目については、その旨のメッセージを表示することも可能です。本パッケージの利用で、環境確認にかかる手間を軽減できるのではないかと考えます。

パッケージバージョンは0.1.5。Windows 11 x64 (build 26200)のR version 4.6.1で確認しています。

パッケージのインストール

下記コマンドを実行してください。

# パッケージのインストール
install.packages("checker")
# パッケージの読み込み
library("checker")
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コマンド例

詳細はコメント、パッケージのヘルプを確認してください。

必須パッケージを含む設定ファイルの作成:chk_makeコマンド

受講者に必要なプログラムやパッケージ、推奨するRStudioの設定をまとめたYAMLファイルを作成するために使用します。作成したファイルは、chk_requirementsコマンドでの確認に使います。

オプション意味初期値
pathファイル名とパス(未指定時は画面に表示)なし
programs必要なプログラムを記述したデータフレームなし
packages必要なパッケージを記述したデータフレームなし
options推奨するRStudioの設定を記述したデータフレームなし
# 京都市内で開催するR入門講座に必要なパッケージ情報を読み込む
pak <- read.csv(
  text = "package, recommended, minimum, message
        dplyr, 1.1.4, 1.0.0, NA
        stringr, 1.5.1, NA, NA",
  strip.white = TRUE
)

# 受講者に必要なプログラム情報を読み込む
prog <- read.csv(text = 'program, recommended, minimum, message
             rstudio, 2024.04.2, NA, NA
             R, "4.4.1", "4.2.0", NA
             git, NA, NA, "共同作業のため必須です"',
             strip.white = TRUE)

# 推奨するRStudioのオプション情報を読み込む
opt <- read.csv(text = 'option, value, message
             "save_workspace", "never", NA
             "load_workspace", "FALSE", "毎回まっさらな状態から作業を始めるための設定です"',
             strip.white = TRUE)

# 一時ファイルのパスを生成する
f <- tempfile(fileext = ".yaml")
# 設定ファイルを生成する
(chk_make(path = f, programs = prog, packages = pak, options = opt))
[1] "rstudio:\n  recommended: 2024.04.2\n  options:\n    save_workspace:\n      value: never\n    load_workspace:\n      value: 'FALSE'\n      message: 毎回まっさらな状態から作業を始めるための設定です\nR:\n  recommended: 4.4.1\n  minimum: 4.2.0\ngit:\n  message: 共同作業のため必須です\npackages:\n  dplyr:\n    recommended: 1.1.4\n    minimum: 1.0.0\n  stringr:\n    recommended: 1.5.1\n"

# 一時ファイルを削除する
unlink(f)

学習前の環境設定確認:chk_requirementsコマンド

chk_makeコマンドで作成したYAMLファイル(省略した場合はパッケージに同梱の既定ファイル)をもとに、Rのバージョンや必要なパッケージ、プログラムなどの条件を実行環境が満たしているかを確認します。

オプション意味初期値
pathYAMLファイルへのパス(省略時はパッケージに同梱の既定ファイルを使用)system.file(“default.yaml”, package = “checker”)
# 受講者の環境を確認する
chk_requirements()
→ Date = 2026-09-04 05:31:28.507262
→ os = Windows 11 x64 (build 26200)
✖ Are you using RStudio?
✔ R version 4.6.1 is installed
✖ Please install quarto R package
✔ git version 2.55.0..3 is installed
→ Checking R packages
✔ tidyverse version 2.0.0 is installed
✔ here version 1.0.2 is installed
✖ You have some issues that need addressing

この記事が誰かの役に立ちますように。

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