情報:女性アスリートの三主徴


アスリートを含めた日常的に運動をおこなう方のエネルギー消費量は通常より高いことが知られています。そのため、たんぱく質を摂取するためのプロテインよりも、特にご飯やパンなどの直接エネルギー源となる炭水化物の摂取が重要です。

しかし、一般の方もそうですがアスリートでも直接エネルギー源となる炭水化物の摂取の重要性が浸透しているとは言えないのが現状だと考えています。

特に女性アスリートに注目すると、最近はニュースでも取り上げられていますが利用可能エネルギー不足が長く続いた結果の月経障害や骨粗しょう症が問題視されています。

これは、「女性アスリートの三主徴(Female Athlete Triad:FAT)」と呼ばれています。

「女性アスリートの三主徴(Female Athlete Triad:FAT)」とは

利用可能エネルギー、月経機能、骨密度の相互関係で、利用可能エネルギーを頂点とした三角形の概念図で示されます。

引用:Aurelia Nattiv, The Female Athlete Triad, Med Sci Sports Exerc. 2007 Oct;39(10):1867-82.より改変

概念図でも示していますが、FATは食事で体内へ取り入れた利用可能なエネルギーより運動で使われるエネルギー(消費エネルギー)が大きく、利用可能なエネルギー不足が長期間続くと、月経障害や骨を作る材料や機能が低下し、間接的または直接的に骨粗しょう症のリスクが高まります。また、正常な状態と治療が必要な状態は独立しているのではなく、互いに関係していることを示しています。

ですので、消費エネルギーと利用可能なエネルギーが釣り合っているとFATへの進行は抑制できることになります。なお、月経障害は利用可能エネルギー不足以外にも原因が考えられるので長期に続く場合は医療機関の受診が必要と考えます。 しかし、根本的な原因である利用可能なエネルギー不足は解決していないので、十分な食事が必要です。そして、特定の食べ物の摂取では防ぐことはできません。ぜひとも、コーチや管理栄養士、栄養学の専門家へ十分に相談し、消費カロリーを補える食事を実践することが大切です。


この情報が少しでもあなたの役に立ちますように。

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