intel n100やn150が2万円台で買えることもあり、複数台のPCを持つことが普通になってきていると思います。でも、モニターやキーボード、マウスは1台しかないことが多いと思います。モニターやキーボード、マウスを共通に複数台のPCを使うのに便利なKVMスイッチの紹介です。
KVMスイッモニター
KVMスイッチとは、キーボード、マウス、モニターを簡単に切り替えることができるデバイスです。1組のキーボードやマウスとモニターで、複数台のPCをボタン一つで切り替えて操作できて便利です。例えば、デスクトップPCとノートPC、あるいは仕事用と家庭用のPCなど複数台を一つの作業環境で使い分けたい場合に、モニターや周辺機器を都度つなぎ替える手間を省いてくれます。
USB3.0対応・HDMIデュアルモニター対応・4ポート・4K@60Hz対応
今回取り上げるのは「USB3.0対応・HDMIデュアルモニター対応・4ポート・4K@60Hz対応」というKVMスイッチです。このスペックであれば使用に困らないと思います。
- USB 3.0対応: 従来のKVMはUSB2.0対応が多かったですが、USB3.0ハブを搭載したKVMなら高速データ転送が可能です。たとえば外付けHDDやWebカメラなど帯域を要するデバイスも問題なく利用可能です。USB 3.0はUSB2.0の約10倍(最大5Gbps)の転送速度なので、USB機器のパフォーマンス低下によるイライラも少ないです。
- HDMIデュアルモニター対応: 2台のモニターを切り替え可能なKVMは、作業効率が格段に違います。各PCのデュアルディスプレイ環境をケーブルを再接続することなく切り替えることができます。ですので、エクセルとブラウザを別画面で表示するなど、マルチタスク作業も切替後すぐに作業が可能です。デュアル対応のKVMがおすすめです。
- 4台のPCを切替可能: 一般的な2ポートKVM(2台PC用)より余裕をもって複数PCを管理できます。例えば、デスクトップPCに加え職場支給のノートPC、ホームサーバー、テスト用のRaspberry Piなど最大4台を1セットの周辺機器で操作可能です。ボタンひとつで瞬時に操作対象を切り替えられるので、省スペースかつ効率的です。
- 4K@60Hz対応: 4K解像度(3840×2160)で60Hzのリフレッシュレートまで対応しているKVMがおすすめです。4K対応でないKVMだと解像度がフルHDまで落ちてしまうので、このスペックは最新環境でも画質や作業領域を妥協しなくて良い点が魅力です。
- EDID対応: EDIDとは接続モニターの情報を記憶する機能で、切替時にモニター設定やウィンドウ配置が崩れないようにする技術です。この機能のおかげで、他のPCに切り替えている間も非アクティブなPC側にはモニターが「接続されたまま」と認識され、復帰時にウィンドウ位置が維持されます。デュアルモニター運用では特にありがたいポイントです。
1万円前後で購入できるKVMスイッチの紹介
上記スペックを満たす具体的な製品を紹介します。Amazonで購入可能な機種を紹介します。
USB 3.0 KVMスイッチ HDMIデュアルモニター 4ポート 4台のコンピューター 4K@60Hz HDMI デュアルモニタースイッチ オーディオ出力と3つのUSB 3.0ポートを備えた4つのPC用 4ポートHDMI KVMスイッチ入力 EDIDエミュレーター対応
KVMスイッチ HDMI 4ポート、USB3.0 KVM デュアルモニター、UHD 4K@60Hz解像度、HDMI KVM切替器 4入力2出力、アダプティブEDID、ボタン切り替え対応
デュアルモニターKVMを使用する時の注意点
デュアルモニターKVMを使用する時の注意点です。
- ケーブル配線の準備: デュアルモニターKVMは1台のPCにつき映像ケーブルが2本必要です。例えば4台PCを切替える場合、合計8本のHDMIケーブルが必要になります。なお、USB接続用のType-Bケーブルは付属しているケースが多いですが、約1m程度が多いため接続位置によっては長めのUSB3.0ケーブルを追加購入したほうが良いです。
- PCの映像出力ポート確認: ノートPCなどHDMIポートが2つ無い機種も多いです。その場合、USB-CやDisplayPortからHDMIへの変換アダプタが必要です。購入前にPCの映像出力を確認し、足りない分の変換アダプタを用意してください。なお、変換コネクタより変換ケーブルの方が動作が安定します。
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