ラン・チャートは品質管理など時間軸に対して変動を示しデータの傾向を把握するのに有効な表現方法です。ラン・チャートを作成できる「qicharts」パッケージを紹介します。ぜひ、ラン・チャートを活用し工程改善などに役に立ててください。
紹介パッケージのバージョンは0.2.0です。R version 3.2.0で動作を確認しています。
パッケージのインストール
下記コマンドを実行してください。
#パッケージのインストール install.packages("qicharts")
実行コマンドの紹介
下記コマンドを実行してください。詳細はコメントまたはパッケージヘルプを確認してください。x軸に水平線はデータが半分となるようにプロットされます。
#パッケージの読み込み
library("qicharts")
#データ例の作成
n <- 11
TestData <- data.frame(Date = seq.Date(Sys.Date(), by = "day", length.out = n),
Group = sample(1:5, n, replace = TRUE),
Data = sample(6:21, n, replace = TRUE))
#普通にプロット
qic(y = TestData[, 3])
#median(TestData[, 3])
#subgroup解析
qic(y = Data, n = Group, x = Date, data = TestData)
#Before, Afterとx値で指定して分割
#freezeオプション:グラフを連続で表示
#水平線の値はBeforeが基準です
qic(TestData[, 3], freeze = 5)
#breaksオプション:グラフを分割して表示
#水平線の値はAfterが基準です
qic(TestData[, 3], breaks = 5)
[/code]
出力
・freezeオプション:グラフを連続で表示
水平線の値はBeforeが基準です
・breaksオプション:グラフを分割して表示
水平線の値はAfterが基準です
少しでも、あなたのウェブや実験の解析が楽になりますように!!