Rで解析:listを収録できるdata.frame「tibble」パッケージ

Rの解析に役に立つ記事

data.frame classをよく使用すると思いますが、作成時にデータ数が同じでなければいけない、list classをそのまま格納できないなどの制限があります。今回紹介するパッケージはこれらの制限を気にすることなくdata.frame classを作成することができます。

list classをそのまま収録したdata.frameを作成できるので大変便利かと思います。

パッケージバージョンは1.0-2。実行コマンドはwindows 7およびOS X 10.11.2のR version 3.2.4で確認しています。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

パッケージのインストール

下記コマンドを実行してください。

#パッケージのインストール
install.packages("devtools")
devtools::install_github("hadley/tibble")

実行コマンドの紹介

詳細はコマンド内を確認ください。

#パッケージの読み込み
library("tibble")

#データの作成:data_frameコマンド
#変数を元に新たな変数を作成することができます
TestData <- data_frame(Group = sample(paste0("Group", 1:5), 
                                      10, replace = TRUE),
                       Data1 = 5,
                       Data2 = 1:10,
                       Data3 = list(1:5),
                       SumData = Data1 + Data2)
#classの確認
class(TestData)
[1] "tbl_df"     "tbl"        "data.frame"

#データを指定しながら作成:frame_dataコマンド
TestFrame <- frame_data(~Group,  ~Data1, ~Data2,
                           "a", 1:3, 2,
                           "b", 4:10, 3)
#classの確認
class(TestFrame)
[1] "tbl_df"     "tbl"        "data.frame"

#例えばData1の2番目データを取り出し:$変数名[位置]で指定
TestFrame$Data1[2]
[1]  4  5  6  7  8  9 10   

少しでも、あなたの解析が楽になりますように!!

タイトルとURLをコピーしました