から食:糖質を考える

からだにいい『もの』

糖質ってどういう栄養素なのでしょうか?

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糖質って何?

糖質は脳や筋肉を動かすエネルギーの原料として体の中で利用される栄養素で、主食である米やパン、うどんなどに多く含まれています。特に、主食は多くのデンプンを含んでいるので生きていく上で大変重要な食材となります。

なお、食品パッケージの「栄養成分表示」では糖質ではなく「炭水化物」と表示されている場合があります。しかし、炭水化物は「糖質」と「食物繊維」を合計した値で糖質の量とは異なりますので注意が必要です。

糖質の吸収

糖質の種類には「ぶどう糖(グルコース)」、「ぶどう糖が数多く結合しているデンプン」、「果糖(フルクトース)」、「砂糖(スクロース)」などがあります。これらの糖質は大きさで次のように分類することができます。

  • 単糖類:糖質が1つ

ぶどう糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ガラクトース など

  • 二糖類:糖質が2つ

砂糖(ぶどう糖 + 果糖)、麦芽糖(ぶどう糖が2つ)、

乳糖(ガラクトース + ぶどう糖) など

  • 多糖類:糖質が10個以上から数百万個

デンプン、グリコーゲン、β-1,6-D-グルカン、セルロース、イヌリン など

これらの糖質は口や小腸にある糖類分解酵素によって単糖類まで分解された後に小腸から吸収されたぶどう糖は脳を代表に全身でエネルギーの原料として利用されるだけでなく肝臓や筋肉で「グリコーゲン」として蓄えられます。

糖質とエネルギー

脳や筋肉の直接のエネルギーは「ATP(アデノシン三リン酸)」と呼ばれる成分で、糖質のぶどう糖が分解と合成を繰り返しミトコンドリアで合成されます。

また、脂質からもATPが作られますが、その途中で「ぶどう糖から合成される成分(オキサロ酢酸)」が必要です。そのため、体内でエネルギーを作り出すためには糖質が必要です。

糖質と食品

糖質は米やパン、うどんなどの主食だけでなく、「バナナやじゃがいも」にも多く含まれます。

体内のエネルギーが無くならないように、小腹が空いたらバナナなどを食べることがおすすめです。


あなたのからだにいい「食事」を考える情報となりますように。

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