Rで解析：中心値に関するコマンド。算術、中央、幾何、調和平均。そして、いつか分散へ・・・

Rは非常に便利なソフトウェアです。でも、あまりにも便利なため「基本」の統計量を算出する方法を蔑ろにしがちです。勉強、何かのきっかけになればと思います。なお、分散は「いつか」紹介します。

算術平均、中央値、幾何平均、調和平均を算出するコマンドの紹介です。データの傾向を知るためにはどれも重要な指標です。

はて、地球の中心値。球体ではなく「地球を平面で見たときの中心値(地？)」はどこでしょうか。地図では発行国が中心になる傾向が多いようですが。秋の夜長に思慮してみるのもオツかも知れません。

実行コマンドはR version 4.2.2で確認しています。

実行コマンド

詳細はコメントを確認してください。

###&#12487;&#12540;&#12479;&#20363;&#12398;&#20316;&#25104;####
set.seed(1234)
TestData <- rnorm(100, mean = 2, sd = 10)
GeoMData <- c(500, 1500, 20000, 1500, 500)
########

#&#12498;&#12473;&#12488;&#12464;&#12521;&#12512;&#12398;&#25551;&#20889;
hist(TestData)

#&#31639;&#34899;&#24179;&#22343;
mean(TestData, na.rm = TRUE)
[1] 2.110568
#&#19979;&#35352;&#12392;&#21516;&#12376;
#&#27531;&#24565;&#12394;&#12364;&#12425;&#27424;&#25613;&#20516;&#12399;&#32771;&#24942;&#12375;&#12390;&#12356;&#12414;&#12379;&#12435;
sum(TestData)/length(TestData)
[1] 2.110568

#&#20013;&#22830;&#20516;
median(TestData, na.rm = TRUE)
[1] 1.830129

#&#24190;&#20309;&#24179;&#22343;
#0&#12420;&#36000;&#12434;&#21547;&#12414;&#12394;&#12356;
#&#12505;&#12463;&#12488;&#12523;&#12398;&#31309;&#31309;:cumprod&#12467;&#12510;&#12531;&#12489;
max(cumprod(GeoMData))^(1/length(GeoMData))
[1] 1622.671
#&#19979;&#35352;&#12392;&#21516;&#12376;
exp(mean(log(abs(GeoMData))))
[1] 1622.671

#&#35519;&#21644;&#24179;&#22343;
length(TestData)/sum(1/TestData)
[1] 7.232387
#&#19979;&#35352;&#12418;&#21516;&#12376;
1/mean(1/TestData)
[1] 7.232387

少しでも、あなたの解析が楽になりますように！！