色に関するパッケージをいくつか紹介してきました。本パッケージの特徴は、二つの指定した色を混合し新たな色を作成するコマンドだと思います。
その他にも、設定した色に白を混ぜ合わせたり、明るさ、彩度を調整するコマンドも収録されています。「scales」パッケージと合わせて使用してはいかがでしょうか。
パッケージバージョンは0.1.0。実行コマンドはR version 3.2.2で確認しています。
パッケージのインストール
下記、コマンドを実行してください。
#パッケージのインストール install.packages("devtools") devtools::install_github("briandconnelly/colormod")
実行コマンド
詳細はコメント、パッケージのヘルプを確認してください。
#パッケージの読み込み
library("colormod")
#scalesパッケージのインストール
install.packages("scales")
library("scales")
#指定した色を基準とした明るさの調整:lightenコマンド
#調整:amountオプション;-1から1
#amountオプションの値が逆のdarkenコマンドがあります
par(mfrow = c(3, 5))
#明るさの調整,-1から1を0.2刻みで指定
LightVec <- seq(-1, 1, 0.2)
for(n in seq(length(LightVec))){
show_col(lighten("#4b61ba", amount = LightVec[n]))
}
#指定した色を基準とした彩度の調整:saturateコマンド
#調整:amountオプション;-1から1
#amountオプションの値が逆のdesaturateコマンドがあります
par(mfrow = c(3, 5))
#明るさの調整,-1から1を0.2刻みで指定
LightVec <- seq(-1, 1, 0.2)
for(n in seq(length(LightVec))){
show_col(saturate("#4b61ba", amount = LightVec[n]))
}
#指定した色を基準とした反転:invertコマンド
#調整:amountオプション;0から1
#amountオプションの値が逆のdesaturateコマンドがあります
par(mfrow = c(2, 5))
#色の指定
ColVec <- c("#d9bb9c", "#685432", "#4b61ba", "#8a5136", "#6e5f72")
#上段がオリジナル,下段が反転
for(n in seq(ColVec)){
show_col(ColVec[n])
}
for(n in seq(ColVec)){
show_col(invert(ColVec[n], amount = 1))
}
#2つの色を混ぜ合わせ:mixコマンド
#color2を基準としたcolor1の混合量:weightオプション
par(mfrow = c(1, 1))
show_col(mix(color1 = "#deb7a0", color2 = "#4b61ba", weight = 0.5))
#設定した色に白を混ぜる:tintコマンド
#白の量を指定:amountオプション
par(mfrow = c(1, 1))
show_col(tint("#4b61ba", amount = 0.5))
[/code]
出力例
少しでも、あなたのウェブや実験の解析が楽になりますように!!