Rで解析:データの取り扱いに使用する基本コマンド

Rの解析に役に立つ記事

データ解析をエクセルでおこなっている方が多いと思いますが、Rを使用するとエクセルでは分からなかった事実が判明することがあります。ぜひ、Rを使用いただき充実した解析にしてください。

いくつかの基本的なコマンドを紹介します、「からだにいいもの」では数多くのパッケージを紹介しています。ぜひご覧ください。


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最大値と最小値の求め方

最大値と最小値は非常に重要な指標になるかと思います。

Rで使用するコマンド

最大:max(x, na.rm = FALSE)

最小:min(x, na.rm = FALSE)

# na.rmをTRUEとすることで欠損値が除外されます。
# 初期状態ではFALSEになっています。
x <- c(NA, 3, 4, 12, 100)
# na.rmがTRUE
max(x, na.rm = TRUE)
[1] 100
# na.rmがFALSE
max(x, na.rm = FALSE)
[1] NA
min(x, na.rm = TRUE)
[1] 3
# na.rmがFALSE
min(x, na.rm = FALSE)

行と列の和と平均

エクセルでも出せますが、範囲の指定など間違いの元となる作業があります。

Rで使用するコマンド

行の和:rowSums(x, na.rm = FALSE)

行の平均:rowMeans(x, na.rm = FALSE)

列の和:colSums(x, na.rm = FALSE)

列の平均:colMeans(x, na.rm = FALSE)

# na.rmをTRUEとすることで欠損値が除外されます。
# 初期状態ではFALSEになっています。
# 3*3の行列を作成。
x <- matrix(c(8, 5, 6, 3, 9, 3, 1, 2, 3), 3, 3)
x 
  [,1] [,2] [,3]
[1,]  8  3  1 
[2,]  5  9  2 
[3,]  6  3  3
#行の和
rowSums(x)
[1] 12 16 12
#行の平均
rowMeans(x)
[1] 4.000000 5.333333 4.000000
#列の和
colSums(x)
[1] 19 15 6
#列の平均
colMeans(x)
[1] 6.333333 5.000000 2.000000

少しでも、あなたの解析が楽になりますように!!

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