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からだにいいもの

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から食:クロレラがアスリートに注目される理由

クロレラは単細胞の緑藻の一種で、水溶性・脂溶性のさまざまなビタミン、約60%のたんぱく質などの栄養素を含み、アミノ酸スコアが100という特徴があります。なお、ビタミンCはほとんど含まれていません。

そのため、たんぱく質が多いことや栄養素バランスが良いため、アスリートが注目している食品です。Bリーグの滋賀レイクスの選手が摂取しているなど、バスケットボール業界では必須のアイテムになってきているようです。

なぜ、注目されているかクロレラの特徴を紹介します。

タンパク質の供給源としての役割

クロレラは、約60%たんぱく質を含む高タンパク質含有食品として知られています。また、必須アミノ酸をすべて含むだけでなく、アミノ酸スコアが100という食品です。

運動パフォーマンスを支えるのは筋肉です。筋肉の修復と成長には、運動後の適切なたんぱく質の摂取が不可欠です。特に持久運動や筋力トレーニング後には、筋たんぱく質の分解と合成が促進されるため、この時にアミノ酸が補給されることが重要です。そのため、クロレラの必須アミノ酸は筋肉の材料として使えます。アミノ酸の構成が整っていることが、たんぱく源としての持ち味です。

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ビタミンやミネラルの補給

クロレラにはビタミンB群(特にB1、B6、B12や葉酸)やビタミンE、鉄、マグネシウム、カリウムなど、運動パフォーマンスと回復に不可欠なミネラルが豊富です。ビタミンB群は糖質と共に働き、エネルギー代謝を支える重要な役割を果たします。更にクロレラに含まれるビタミンEは抗酸化作用によって筋肉の酸化ストレスを軽減します。

最大の特徴は、酸素の運搬に必須なヘモグロビンを構成する鉄分がクロレラに多く含まれていることです。

クロレラの摂取と最大酸素摂取量との関わりを調べた研究では、数値が上がったという報告があります。ただし、人数の限られた研究ですので、誰にでも同じことが起きると読むものではありません。

抗酸化作用と運動ストレスの軽減

激しい運動中により、体内では活性酸素が増加し、細胞を損傷する原因となります。クロレラに含まれるクロロフィルやβカロテン、ルテイン、ビタミンEなどの栄養成分は、酸化ストレスを軽減する作用を示します。そのため、クロレラの摂取と運動後の体の状態との関わりが研究されています。

スタミナ向上と免疫力のサポート

オープンウィンドウ仮説と呼ばれる、「激しいトレーニングをおこなうと免疫力が低下する現象」が知られています。この現象は日々、最適なパフォーマンスが必要なアスリートは防ぎたい現象です。クロレラの細胞壁には多糖類が含まれていて、運動後の免疫の働きとの関わりを調べた研究があります。人を対象にした研究では、粘膜から分泌されるSIgAが増えたという報告があります。

腸内環境の改善と運動の効率化

腸内細菌バランスは、運動効率や栄養吸収の効率化に密接に関連していることが知られています。腸内細菌は適切な腸内環境が重要です。クロレラは食物繊維を多く含みますので、腸内環境との関わりが調べられています。人を対象にした研究では、素早くエネルギーになる短鎖脂肪酸のひとつ、プロピオン酸が増えたという報告があります。

ですので、腸内環境が整って短鎖脂肪酸が増えることが、運動中のスタミナやコンディションと関わっているのではないかと考えられています。ただし、この道すじが人で確かめられたわけではありません。

脂質代謝の促進と体脂肪減少への寄与

一部の研究では、クロレラは通常の糖質代謝ではなく脂質代謝が活発になることが報告されています。これは、運動時のエネルギー源としての脂肪利用が促進され、筋グリコーゲンを節約し、持久力の向上に繋がる可能性があります。なお、糖質が4 kcalに対し脂質は9 kcalと2倍のエネルギーがあります。なお、脂質を効率よくエネルギーに変えるには糖質も必要とされますので、糖質と脂質の両方を含むクロレラは使いやすい食品だと考えられています。

炎症抑制効果と回復促進

一般的に激しい運動は一時的に炎症を引き起こしますが、時間の経過とともに解消されていきます。クロレラについては炎症との関わりを調べた研究があり、解消を早める可能性が考えられています。運動による炎症は悪影響ではなく、筋肉の成長に必要です。そのため、必要な炎症反応後は迅速に炎症を解消することが重要です。

結論

クロレラは、タンパク質、ビタミン、ミネラルの豊富さや抗酸化作用、抗炎症効果など、多角的な観点から運動パフォーマンスの向上や疲労回復をサポートする可能性を持つ食品です。アスリートが栄養面の土台をつくるための食品として、バスケットボールなどの現場で注目されています。ただし、ここまで紹介したものは研究として報告されている段階の話で、食べれば同じことが起きると約束するものではありません。

なお、クロレラは食品です。病気の治療や予防を目的としたものではありません。ビタミンKを多く含みますので、血液を固まりにくくする薬を飲んでいる方は特にご注意ください。競技をされている方は、所属団体のサプリメントに関する取り決めも合わせてご確認ください。

あなたのからだにいい「食事」を考える情報となりますように。

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